結婚祝いのチタン印鑑

チタン印鑑イメージ

「チタンのはんこ」と聞いたわたしの第一印象はもうそんな時代になったんんだなぁ、という深い感慨でした。
ハンコといえばなんてったって象牙というのが、わたしの知っていたハンコの世界でした。

古くはツゲで、新しいところでも黒水牛というのがせいぜいわたしの知っている範囲でした。
それが自分の娘にチタンのハンコを贈るなんて考えもしませんでした。

事の始めはこうでした。今年、勤務してからはや6年になろうとしている娘がなんと「わたし結婚するからね」とこう言うのです。わたしは驚きました。
この娘が結婚?何故?誰と?と言うのがやっとでしたから。

市役所の職員として可も無く不可もなく過ごしてはいましたが彼氏がいつのまにかできていたというのです。

それからが大変でした。彼を家に呼んで食事をして品定めをし、渋々OKを出すとそれからは一気でした。
することや決めることがありすぎて、毎日がてんてこ舞いの日々。
しかしわたしはこれだけは娘に贈ってあげようと心に決めていたものがありました。

それが名前のみを彫った印鑑です。

なぜ印鑑を贈ろうと決めたのかというと、かつてわたしも母親から名前の印鑑をもらっていたという経験があるからなのです。
社会人としてちょっと離れた街にくらすことになったときに、「どうせあんたも結婚すれば苗字が変るんだから、名前で作るからね」ということで、わたしの名前だけを彫ってあるちょっと可愛い印鑑を渡されたのです。

でもその印鑑は社会で大いに役立ちました。もらったころには、何の関心もありませんでしたし、興味がまったくありませんでした。
しかし就職後にいろいろと印鑑を使う機会が増えてくると、この印鑑の持つ重要性と持たせてくれた親の思いが痛いほどに分ってきました。

わたしの娘だってこれからさまざまな契約をしなければならないでしょう。
ちゃんとした印鑑を押す機会が結構でてくるはずです。
娘にもそんな時、責任ある社会人の一員としてしっかりとその仲間入りをしてほしいという思いが娘の名前の印鑑を贈ることにした要因だったのです。

そして印鑑を見にいったお店で最前の驚きとの遭遇です。
そうなんです印鑑屋さんには実に色々な種類の材質の印鑑やきれいでお洒落なケースまで何でもありました。
あんまりあるのでなかなか決めることができずそこでふと娘の印鑑の押し方を思い出したのです。

ハンコをギリギリと回してその縁をキッチリ出さないと気が済まない娘のクセを。
そうだここで知ったチタン素材の印鑑を作っていただくこうとすぐさま決めました。

イオンの効用とかも店の方はおしゃってましたが、私には材質的にとにかく丈夫で荒く使っても縁が欠けないものが最優先の決定事項なのでした、娘のために…。 もちろん、わたしのようにずっと使えるように娘の名前で。娘にもいずれはこの実印の意味をわかってもらえればイイなぁと思っています。

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