実印で契約する前に、もう一度考えて

実印イメージ

実印を使って契約するというのは、それだけ重要な契約だということですね。
もし三文判で契約するなら、契約がお粗末でその契約事態に重要な意味がなくなり、契約すら必要ないのではないか、ということになってしまいます。

契約というのは責任をもって約束を守るということです。
守れなかったときには、責任をとる、つまり、昔で言えば切腹ものなのです。
とはいえ、現在切腹というのはないのですが、損害賠償くらいは当たり前ですね。

契約書に実印を押すのは、自分のすべての存在をかけて、責任を全うするという意気込みを表しているのでしょう。
それくらい責任を果たす気持ちがあり、この契約を死守するためなら死ねる、というほどの内容なのでしょう。

裏を返せば、大した内容でなければ、本当に自分の命を、人生をかけて契約するに値するのだろうか、ということを考えて、契約しないことを決断する勇気が必要になるでしょう。

たとえば、だれかが、「ちょっと5分くらいうちの子供の面倒を見ていて下さいね」と頼んだとして、「はいよ」と了解して請負ったなら、5分間、しっかり面倒を見ていなければなりませんよね。

そして無事に親に子供をかえさなければなりません。
ところがもし、その親が、「5年くらい、うちの子供の面倒をみててね」と言ったとしたら、どうですか。

ではその費用は負担してくれるのか、あなたが5年で帰ってこなかったらどうするのか、あれこれ考えて、請負うとしたら、それこそ命がけになることもありえるでしょう。

契約するときの捺印は、それほど重要です。もう一度、静かに座り、ここに押印するかどうかを考えて見て下さい。

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